株式会社ジェイ・プラン

COLUMN
だから開発はオモシロイ

第11回 業界あんな人こんな人2

商業施設新聞 2015年8月18日(火)掲載

 前回と言っても2月【業界あんな人こんな人】で出稿させていただいたが、開発業界は広くまだまだ書き足りないので今回はその第2弾ということで、【こんな会社】もあるという例も記してみました。

 1. 『出店したいのだけど、どこかいい案件はありませんか?』とアポなしで訪ねてきたり、又時々電話をかけてくる人もいる。いくつかの案件を概要書共々図面などもお渡し紹介すると『すぐ現地を見に行ってみます』との事だった。10日ほど経って『現地は如何でしたか?』と連絡をしてみると『スミマセン今急な用事が入って行けてないので近々必ず行ってみますので…』その後はなしのつぶて、何の連絡もない。その案件がそぐわなくても返事位はしてくれないと…!

 2. 『忙しい、忙しい!』を口癖のように言葉にし、あちこち飛び回っていた大手の開発担当者Aさん。『今期会社の至上命令で5店舗は出店させなくっちゃ。』との事だった。その後2か月位たって、今度はそのAさんの上司から『新たに担当になりましたのでご挨拶にお伺いしたい。』という電話があり、会ってみると『Aは1か月前に退職しました。』との事。全然結果を出せなかったらしい。
一体Aさんは何が忙しかったのだろうか?

 3. 次は『あんな人こんな人』というよりは、こんな会社もある。ある大手ディベロッパー企業から**をリニューアル、オープンは1年半後、ついては協力して欲しいと図面を前にしてコンセプトなどリニューアルの基本方針をディベ担当者が語りだした。

その後**に是非出店してみたいという優良『テナント』を探し出し所定の『出店申込書』を提出したが、なかなか決まらない(決められない?)
そこにディベとしての様々な事情、思惑があるのだろうが…そんなこんなでほぼ1年近く経過。その内テナントも結果待ちにしびれを切らし『今回の案件について、我が社もいろいろと計画があるので降りたい』と言い出し始めた。当然のことである。大きな組織での自己都合だけで、出店申込書を出したテナント=お客様に対しての配慮が大きく欠けていたのは決して否めない事実である。

ディベ担当者は『家賃を安くしますので何とか…』などと大慌て。 何を今更だろうが、この1年間ディベは一体何をしていたのだろうか? 単に担当者だけの問題ではないと思うが…如何だろうか?
 …てなわけで開発業界いろんな人がいて、いろんな会社があってオ・モ・シ・ロ・イ。

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