株式会社ジェイ・プラン

COLUMN
だから開発はオモシロイ

第10回 矢野謙次と開発?

商業施設新聞 2015年7月21日(火)掲載

 『矢野謙次34歳』ご存知ですか?そうです!この6月までプロ野球讀賣巨人軍の外野手でした。國學院大學出身、2002年ドラフトで6位指名を受け巨人軍に入団。13年間の在籍中は故障も多くレギュラーにはなれなかったが主に代打の切り札として勝負強く頼りになり、彼のサヨナラとか代打逆転満塁ホームランに何度となく酔わせてもらい、きわめて記憶に残る『プロ魂』の強い選手の一人だった。

 先日お取引先の社長と東京ドームへ野球観戦に行った時の話。『開発担当者が辞めたんですよ~誰かいい人いませんかねぇ~矢野謙次みたいな!』との事。聞いてみると『面接時はこれまでに***をやった!こんな実績を上げた!と言ってたけれど、さほどな実績も残せないまま1年も持たずに辞めてしまった!』そうな。というのも『矢野謙次34歳』6月11日に日ハムにトレードされすぐにスタメンで起用され、なんと2日続けてのお立ち台に上がる大活躍。それというのも今年のGIANTSでの成績は14打数1安打7分1厘。
それが日ハム移籍後25打数8安打3割2分の成績(6月末現在)。なるほど『矢野謙次』のような即戦力人材が欲しい筈だ、社長の気持ちがよくわかる。

 プロ野球界と違って開発担当者は即トレードという訳にいかない。『開発担当者(に限らないが)でいい人材が集まらない、誰かいませんか?』この様な相談や愚痴?をよく聞くが、『基本的に、いるけど動かない!』と答えることにしている。

 特に中小企業においては『良き人材(人財)が集まらない』というけれど、も一度社内人材を見回し他部署から配置転換をしてみるのも手だ。
きっと矢野のような埋もれた人材がいるかもしれない、そして時間がかかるとは思うが、しっかり育成教育していく必要がある。自前で育てていくのが一番である。

 それ以外に、相変わらず何かと忙しい社長自らが開発で動いてはいるものの、なかなか手が回らないとしたらどうする?
今の時代『アウトソーシング』=外部委託という手段もある。不動産業と違って企業の成長戦略、その為の開発は如何に等々…様々な相談にも乗ってくれる筈である。開発専門のアウトソーシングの会社がいくつかあるので外部委託してみてはどうだろうか?我が社も利用している。

 前述のような開発担当者を社員として雇用し多額の年収を払うのなら、ずっと低コストで安心であるし、何よりも『数々の実績』と『豊富な情報量』を持つ『プロ集団』である。

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